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LPをAIに作らせる前に決める5つのこと。作り直しをなくす

LPをAIに作らせる前に決めることとは?失敗は「デザイン」ではなく「決めずに作らせる」こと
LPをAIに作らせる前に決めることとは、商品とUSPの1文・ターゲットの悩み・オファー・ゴール1つ・流入経路の5点です。この5点を人が先に決め、構成の順序も固定してから、AIには「埋める」仕事だけを渡す。作り直しが起きるのは、デザインが悪いからではなく、決めていないものをAIに決めさせているからです。
僕はAIVESTという会社を経営していて、経営しながら自分でも手を動かしています。LP制作も外注せず、自分の仕組みで回しています。この記事では、その仕組みで固定している「作らせる前に決める5点」「向かない2つの場合」「公開前に確認する3点」を、そのまま使える形で渡します。
直しが終わらないLPに共通していること
AIにLPを作らせて、出てきたものを見て「ここが違う」と直し、また出てきたものを直す。この往復が終わらない人の作業を見ていくと、直しているのは色や配置ではありません。「誰に何を約束するページなのか」が途中で変わっているんですよね。
ボタンの文言が3種類あって、どれを押してほしいのか自分でも言えない。特典が決まっていないので、AIが適当な特典をでっち上げてくる。それを直すたびにページ全体の文脈がずれて、結局作り直しになる。決めていないものは、どんなツールを使っても決まった形では出てきません。
僕がLP制作で固定していること
僕は、登録をゴールにした短いLPを、テンプレートと手順をひとつにまとめた自作の仕組みで作っています。2026年9月時点で固定しているのは次の4つです。
ゴールは登録1つに固定し、ページ内のすべてのボタンで文言を統一する
構成は「ヒーロー→共感→ベネフィット3点→特典→最終CTA」の順に固定する
単一のHTMLファイルで作り、ビルド工程を持たない
流入経路ごとに登録リンクを出し分け、経路別の登録数が取れる形で公開する
もうひとつ、AIに作らせるプロンプトを作る手順も分けて持っています。不足している情報だけを質問で埋め、1本のプロンプトに束ねてから貼る型です。この2つの仕組みから「作らせる前に決めること」を抜き出したのが本記事です。
AIでLPを作るのが向かない2つの場合
5点の話に入る前に、そもそもAIに作らせても直しが終わらない条件を先に出します。当てはまるなら、LPの前に決めるべきことがあります。
オファーが決まっていない(登録したら何がもらえるのか、買ったら何が届くのかを1文で言えない)
売る相手が2種類以上いる(法人と個人、初心者と経験者など、悩みが違う相手を1ページで両方拾おうとしている)
オファーが決まっていない
登録特典や商品の中身が決まっていないと、AIはもっともらしい特典を勝手に作ります。「無料相談」「限定資料」のような一般語が並び、読んだ人には何が手に入るのか伝わりません。僕の仕組みでは、オファーは「オプトインの肝」として、商品とターゲットの次に必ず埋める項目にしています。特典の中身をAIで作る手順は別の記事にまとめてあります。
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悩みが違う相手を1ページで両方拾おうとすると、ボタンが2つになり、共感パートが2本になり、AIは両方を薄く書きます。CTAが2つあるLPは、決めていないことをページの形にしたものです。
僕の仕組みでは、複数のボタンを並べたい要望が出ても、主CTA1つに集約するようにしています。相手が2種類いるなら、LPを2枚作るほうが早い。1枚に2つ載せて直し続けるより、確実に作業が減ります。
作らせる前に決める5点
ここが本記事の中心です。僕がAIにLPを作らせるとき、プロンプトを書く前に必ず埋めている5点を、決める順番で並べます。

何を提供し、ほかと何が違うのかを1文にする。USPが言葉になっていないなら、ここで1文にするまで先に進まない。AIに「魅力的に書いて」と頼む前に、魅力の中身を自分で決める。
誰の、どんな悩みか。得たい未来は何か。ここが決まると共感パートとキャッチコピーの素材が決まる。「中小企業の経営者」のような属性だけでは足りず、その人が今つまずいている状況まで書く。
登録すると何がもらえるか。有料なら価格・特典・保証・限定性。無料なら特典の中身。決まっていなければ、前のセクションのとおりLPの前に戻る。
登録・購入・予約・資料DLのどれか1つだけ。ボタンの文言も1種類に決める。ページ内のすべてのボタンで同じ文言、同じ行き先にする。
このLPにどこから人が来るのか。X・YouTube・広告・メールなど、経路を列挙する。経路が決まると、後で登録リンクを経路別に出し分けられる。
決める順序はUSP→ターゲット→CTA
5点を全部同時に埋めようとすると止まります。僕のプロンプト作成の手順では、不足が多いときは1(商品とUSP)→2(ターゲット)→4(ゴール1つ)の3つを最優先で固めると決めています。
3のオファーと5の流入経路は、この3つが決まった後なら短時間で埋まります。逆に、この3つが曖昧なままオファーを考え始めると、特典の中身が誰向けなのか分からなくなります。
僕の運用原則(LP制作の手順書から): ゴールは登録の1つに固定する。複数のCTAを並べたい要望が出ても、主CTA1つに集約する。ボタンの文言は、ページ内のすべてのCTAで統一する。
この原則は、僕がLPを作るたびに読む手順書に、そのまま書いてあります。AIに渡す前に、人がこの5点を文字にしておく。それだけで、出てきたLPの直しが「文脈の修正」から「言い回しの修正」に変わります。
構成の順序は先に固定し、AIには「埋める」仕事だけ渡す
5点が決まったら、次は構成です。ここで上位の解説記事と僕のやり方が分かれます。多くの記事は「AIに構成のたたき台を出させる」ところから始めますが、僕は構成を人が先に固定します。
なぜAIに構成を出させないのか
AIに構成を出させると、毎回少しずつ違う構成が返ってきます。その構成を評価して直すという仕事が、作る前に1つ増えます。LPの構成は、商品ごとに発明するものではありません。読む人が「自分のことだ」と感じてから、得られるものを知り、行動するという順番は変わらないので、順序は固定してよい。固定した順序に、5点で決めた中身を流し込むだけにすると、AIの仕事は「埋める」だけになります。

僕が固定している構成
登録をゴールにした短いLPでは、次の5ブロックを固定しています。
ファーストビュー(キャッチコピー+リード+CTA)
共感/問題提起
ベネフィット3点
オファー(登録特典の中身)
最終CTA(ファーストビューと同じ行動)
ベネフィットは3点に固定しています。5点も7点も書けますが、読む人は流し読みで3つまでしか拾いません。3点に絞る作業を人がやっておくと、AIは3点を膨らませるだけで済みます。
有料商品を売るLPでは、これに「解決提示」「実績・証拠」「FAQ」の3ブロックを足した8セクションを既定にしています。どちらでも、最終CTAはファーストビューと同じ行動、同じ文言にします。ここがずれると、ページの最後で読者が迷います。
不足をヒアリングで埋めてから、1本のプロンプトに束ねる
5点と構成が決まったら、AIに渡すプロンプトを組みます。僕はプロンプトを段階ごとに何回も貼るのではなく、不足している情報を先に埋めて、1本のプロンプトに束ねてから貼るやり方にしています。
ヒアリングは7項目、聞くのは不足分だけ
僕のプロンプト作成の手順では、次の7項目を確認します。すでに分かっている項目は聞き返さず、不足している項目だけを質問で埋めます。
商品/サービスと独自性(USP)
ターゲットと悩み
オファー(価格・特典・保証・限定性)
ゴール/CTA(1つだけ)
トーン&マナー
LP構成(既定でよいか、追加・削除はあるか)
出力技術と保存先
前半の1〜4が、この記事の「決める5点」に対応します。5〜7は既定値で進めてよいか確認するだけで済むことがほとんどです。
1本のプロンプトの骨格
ヒアリングで埋めた値を、次の骨格に差し込んで1本にします。空欄を残さないのがルールです。
作業指示: 出力技術(レスポンシブHTML+CSS)・保存先パス・完成後にセルフチェックしてから提示すること
商品/サービス: 内容・USP(ほかとの違いを1文で)
ターゲット: 誰・悩みと得たい未来
オファー: 価格・特典・保証・限定性
ゴール/CTA: 達成したい行動を1つ・ボタン文言
トーン&マナー
LP構成: この順序で、各セクションの役割を満たすこと(固定した構成をここに列挙)
コピーライティング要件: ヘッドラインはベネフィット+具体性・CTAは全ページで1つに統一・マイクロコピーで不安を軽減
肝は、LP構成の欄に「この順序で」と書いて固定した構成を列挙しているところです。AIに構成を考えさせず、埋めさせる指示になっています。

10段階のプロンプトを順番に貼る方法もありますが、段階ごとに前の出力がずれると、後ろの段階で直しが増えます。僕は先に全部決めて1本で貼るほうが、結果として往復が少ないと感じています。
プロンプトに「完了の条件」「検品の方法」を書く一般則は別の記事にあります。LP生成でも「完成後にセルフチェックしてから提示」の一文を入れるだけで、明らかな抜けが減ります。
関連記事AIに仕事を任せるプロンプトの設計。完了・検品・上限の書き方AIに仕事を任せるプロンプトは「何ができたら終わりか」「誰が検品するか」「何回で打ち切るか」を先に書くと期待どおりに止まります。同じ型で39件の指示文を書いてきた現物と、毎朝の記事便がコードの判定で止まる実例で設計の書き方を解説します。画像はヒーロー1枚・実在の人物は生成しない・単一HTMLで自分で差し替える
作らせる中身が決まったら、次は素材と出力形式です。ここも先に決めておくと、後の直しが減ります。
画像はヒーロー1枚で足りる
登録をゴールにした短いLPなら、画像はファーストビューのヒーロー画像1枚を既定にしています。セクションごとに画像を入れると、生成の手間と直しが枚数分だけ増えます。画像はテキストを入れない構図で生成し、コピーはHTML側に持たせます。画像に文字を焼き込むと、コピーを直すたびに画像も作り直しになるからです。
実在の人物は生成しない
自分や講師の写真をLPに載せたいとき、AIで顔を生成すると別人になります。生成した顔をそのまま公開する前提にはしません。実在の人物は実写を使い、必要ならHTML側で合成するのが僕の運用です。
AI画像を広告やLPで商用利用するときの線引きと判定手順は、別の記事にまとめています。
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出力形式は、単一のHTMLファイルにしています。ビルド工程(公開前にファイルを変換する作業)を持たないので、静的ホスティングにそのまま載り、文言の差し替えもファイルを開いて直すだけです。
ツールに閉じた形式で作ると、少しの文言変更でもツールを開いて操作し直すことになります。自分で開いて直せる形で出力させるのは、作らせる前に決めておく項目です。
流入経路ごとに登録リンクを出し分ける
5点の最後「流入経路」を決めておくと、公開時にできることが1つ増えます。経路ごとに登録リンクを出し分けて、どの経路から何人登録したかが取れる形で公開できます。

配布URLに経路名を付ける
僕のテンプレートでは、ページ内のすべての登録ボタンに同じ目印を付けておき、ページ末尾の小さな仕組みがURLの末尾(?src=x のような経路名)を読んで、ボタンの行き先を出し分けています。
配布するURLは、経路ごとに末尾を変えるだけです。2026年9月時点の僕のテンプレートでは、X・YouTube・広告・Facebookの4経路を既定にしています。Xに貼るなら ?src=x、YouTubeの概要欄なら ?src=youtube、という具合です。
行き先には、経路ごとに発行した登録用のリンクを入れます。すると、登録した人に経路の印が付き、経路別の登録数が、LP1枚につき経路の数だけ取れるようになります。
未発行のときは既定リンクに戻す
経路別のリンクをまだ発行していない段階でも、LPは公開できます。出し分けの表が空なら、すべてのボタンが既定の登録リンクに戻る作りにしてあります。
もうひとつ、ボタンには最初から既定の登録リンクを直接書いておきます。出し分けの仕組みが動かない環境でも、登録だけは必ずできる。計測は後から足せるが、登録できないLPは公開した意味がないので、この順番にしています。LPの段階では「経路別に取れる形で公開する」ところまで決めておけば十分です。
公開前に確認する3点
公開前のチェック項目は、増やそうと思えばいくらでも増えます。僕が自分で回すLPで、最低限これだけは見る、という3点に絞ります。
CTAが1つか: ページ内のボタンをすべて数え、文言と行き先が同じかを見る。AIが気を利かせて「詳しく見る」「資料を請求する」を足していることがある
経路別リンクが動くか: 配布URLの末尾に経路名を付けて開き、ボタンの行き先が経路ごとに変わるか、付けない場合に既定リンクに戻るかを実際に押して確かめる
数字の出典: 「導入企業○社」「満足度○%」のような数字は、AIが埋めたものが残っていないか。自分が持っていない数字は消す。持っている数字は時点と出どころを添える
3番目は特に注意が必要です。5点を決めるときに実績の数字を渡さないと、AIは実績パートをそれらしい数字で埋めます。自分が出典を言えない数字が1つでも残っていたら、公開しない。これは僕がLPに限らず、記事でも守っている線です。
よくある質問
公開後に誰が直すかで決めてください。テンプレートの中で完結してよく、直すのも自分ならCanvaのようなツールで十分です。文言や構成を自分のファイルとして持ちたい、経路別のリンク出し分けのような仕組みを足したいなら、チャットAIにHTMLを書かせるほうが自由が利きます。
まとめ
LPをAIに作らせて作り直しになるのは、AIの精度ではなく「決め忘れ」から起きます。作らせる前に、商品とUSPの1文・ターゲットの悩み・オファー・ゴール1つ・流入経路の5点を人が決め、構成の順序も固定して、AIには埋める仕事だけを渡す。不足はヒアリングで埋めてから1本のプロンプトに束ね、出力は自分で開いて直せる単一HTMLにする。
公開前はCTAが1つか・経路別リンクが動くか・数字の出典の3点だけ確認する。オファーが決まっていない、売る相手が2種類以上いる。この2つに当てはまるなら、LPの前に決めることがあります。そこを決めれば、AIに作らせるLPは1回で形になります。
AIで作った文章や画像を外に出す前に確認する項目を、制作物1件ごとに記録しながら通せる記入式のチェックシートを無料で配布しています。LPの数字の出典や、画像の出どころの確認にそのまま使えます。
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